2021/07/21
【頭皮環境改善】アミノ酸について解説!
アミノ酸って何?
頭皮環境改善のためにいろいろと頑張って対策をしているけれど、なかなかいい効果が現れない…という人は、一度行っている頭皮ケアを見直さなくてはいけません。頭皮に良いといわれることはたくさんありますが、その中の1つに「アミノ酸」があります。まだアミノ酸を試したことがない人は、ぜひ挑戦してみてください。
「アミノ酸」という言葉は聞いたことがあっても、実際に体内でどんな働きをしているか、詳しく知らない人も多いと思います。アミノ酸は、私たちの体にはなくてはならない成分です。私たちの体の約20%はタンパク質でできているのですが、そのタンパク質を作る原料となっているのがアミノ酸です。およそ20種類あり、そのうち11種類は体内で生成されるのですが、残り9種類は体内で生成されないアミノ酸なので、外部から摂取する必要があります。
アミノ酸は毛髪の原材料?
続いて、髪の毛がどんな成分でできているか、ご存じでしょうか。私たちの髪の毛はタンパク質でできています。このタンパク質をケラチンと呼んでいるのですが、ケラチンは18種類のアミノ酸が合成して作られた物質です。タンパク質=ケラチン=18種類のアミノ酸ということになり、アミノ酸は毛髪の原材料になっていると言えるでしょう。
アミノ酸が不足すると、ケラチンが生成されにくくなります。その結果、髪の毛を作る成分が足りなくなって薄毛や抜け毛が増えたり、毛髪の状態が安定しなくなったりという様々な問題が発生します。18種類あるアミノ酸をバランスよく摂取することが、抜け毛や薄毛対策には必須です。
髪の毛を作る18種類のアミノ酸の一例
シスチン
18種類のアミノ酸でケラチンが構成されているとご紹介しましたが、特に多く含まれているのが「シスチン」と呼ばれるアミノ酸です。シスチンは肝臓で生成することができるアミノ酸なのですが、年齢を重ねると生成される量は減少すると考えられています。
メチオニン
シスチンを生成する働きのあるアミノ酸が、メチオニンです。メチオニンは体内で生成することができないアミノ酸なので、外部から補ってあげる必要があります。
アミノ酸に関しては、こちらの記事もご参考に!
【頭皮に良い成分】亜鉛・アミノ酸・ビタミンその他にもある?
アミノ酸を摂取する方法
バランスの良い食事を心がける
アミノ酸を摂取する方法として、一番好ましいのは食事での摂取です。アミノ酸にはたくさんの種類があるため、1種類だけをたくさん摂取すればいい、というわけではありません。食事で摂取する場合は、アミノ酸を意識して摂取するというよりも「バランスの良い食事」を心がけましょう。バランスの良い食事をしていれば、自然とアミノ酸もバランスよく摂取できます。
アミノ酸を効率よく摂取できる食べ物もいくつかご紹介します。
魚介類
魚介類は必須アミノ酸と呼ばれる、体内では生成できないアミノ酸を多く含んでいます。まぐろやかつお、エビなどには先ほどご紹介した「シスチン」も多く含まれています。また、あさりやしじみなどにはメチオニンが豊富です。
乳製品
必須アミノ酸が多く含まれているだけでなく、炭水化物や脂質といった人間にとって必要な栄養素がバランスよく含まれています。牛乳、ヨーグルト、チーズなどがおすすめです。
大豆製品
大豆は必須アミノ酸がたっぷりと入っている食材です。大豆から作られる納豆や豆腐などを積極的に摂取しましょう。大豆製品には必須アミノ酸だけでなく、大豆イソフラボンも豊富です。大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするため、薄毛対策にもぴったりです。
サプリメントを活用する
食事でバランスよくアミノ酸を摂取できれば良いのですが、普段忙しくて食事のバランスが乱れがちな人も多いでしょう。食生活を見直すように意識しながら、サプリメントも活用してみてはいかがでしょうか。サプリメントであれば、より効率よくアミノ酸を摂取できます。
アミノ酸は摂取するだけではなく、シャンプーでも活用できる
フィンジアシャンプーのようなアミノ酸系シャンプーは、優しい洗浄力で髪を健やかな状態に保つ効果が期待できます。
洗浄力は、弱すぎると洗い残しが起こりやすくなり、逆に強すぎると頭皮の皮脂を落としすぎて、これが頭皮環境を悪化する原因になります。
アミノ酸系シャンプーはこの洗浄力がポイントで、頭皮の皮脂を落とし過ぎることなくかつ適度な洗浄力があり頭皮環境の改善が期待できるのです。
また、人間の髪の毛や皮膚はタンパク質で出来ているのですが、
この髪の毛や皮膚を構成するタンパク質はアミノ酸で構成されており、同じアミノ酸成分が入っているシャンプーと相性が良いです。
アミノ酸を積極的に摂取しよう
アミノ酸は体内で生成されるものと外部から補給しなくてはいけないもの、2種類があります。外部から補給しなくてはいけないものは特に意識して摂取してほしいのですが、体内で生成されるから補給しなくてもいいというわけではありません。年齢を重ねるにつれて生成されづらくなるアミノ酸もあります。バランスよく、アミノ酸を積極的に摂取しましょう。