2018/08/17
薄毛は遺伝子検査でわかる?遺伝子検査とは?
親がハゲていると子供もハゲるとか、生活習慣でハゲになりやすい、ストレスでハゲる…など、ハゲてしまう原因は人によって違います。ハゲてから対策をするのではなく、ハゲてしまう前にできる対策があれば、やっておきたいですよね。AGAと呼ばれる、いわゆる男性型脱毛症を発症しやすいかどうかを調べることができる「遺伝子検査」があることをご存知でしょうか?遺伝子検査とはどのような検査なのか、ご紹介します。
AGAの遺伝子検査って?
AGAの遺伝子検査は、男性ホルモンの影響を受けやすいかどうかを遺伝子から判断する方法です。男性ホルモンであるアンドロゲンは、毛根細胞の受容体によって受け取られます。そしてその細胞が働くアンドロゲン受容体遺伝子上で、CAGとGGCというDNA塩基配列というのが繰り返される領域があります。AGAの遺伝子検査では、そのDNA塩基が何度繰り返されるかを調べて男性ホルモンに対してどれほど感受性があるかをチェックする方法です。
繰り返す数のことをリピート数といい、GAGとGGCのリピート率を足した合計を38として、その値より小さければAGAになるリスクが高い、大きければAGAになるリスクが低いという判断になります。
AGA遺伝子検査の方法
AGA遺伝子検査は、病院で受ける検査と自宅で遺伝子検査キットを使って受ける検査があります。
・病院の遺伝子検査
AGA専門のクリニック、もしくは皮膚科で検査を受けることができます。予約制としているクリニック・皮膚科がほとんどなので事前に予約を忘れずにしておきましょう。
毛髪や血液を採取して、遺伝子検査を行います。結果が出るまでには1か月ほどかかりますが、専門医師から説明を受けることができ、何が原因で薄毛が発生しやすいのか、フィナステリドと呼ばれる治療薬が効く体質であるのかどうかも判定してもらえます。すぐに治療を始める計画も立てることができるので、より安心して検査が受けられるでしょう。
検査にかかる費用は、20,000円~30,000円ほどです。
・キットでの遺伝子検査
病院へ行く時間がない、自分で簡単に検査してみたいという人は、キットでの遺伝子検査をおすすめします。自宅からインターネットを通じて購入することができます。キットが届いたら、取り扱い説明書と検査同意書にサインを行い、必要な検体を採取します。スワプ式と唾液式があるのですが、どちらでも結果は同じです。採取の方法はキットで説明されているので、必ず手順通りに間違えないように行ってください。
結果が出るまでには最短でも数週間~1か月ほどはかかります。郵送で届く場合が多いです。
検査にかかる費用は、15,000円~30,000円ほどです。
遺伝子検査を受けるメリット
・薄毛を予防できる
AGAは、早くから治療を受けるほどに進行を防ぐことができます。遺伝子検査を受ければ、自分がAGAになりやすいかどうかがはっきりするので、少しでも早めに対策しておこう、という気持ちになりますよね。少し頭髪や頭皮に違和感が出たら、もしかしてAGAかもしれない…と自分自身で察することもできます。AGAのリスクが高いということを知っておくだけで、薄毛予防ができるでしょう。
・治療方針が決定しやすい
薄毛対策にも様々な方法があります。どんな治療薬を使う方法が最適なのかも検査によってわかるため、いろんな治療薬を使っているうちに薄毛が進行してしまう、という心配もありません。すぐに効果が出やすい治療薬を使えるので、より早く効果的な薄毛対策ができるでしょう。
遺伝子検査を受けて、AGAのリスクを知っておこう
AGAのリスクが高いとわかれば自分なりに対策もできますよね。ちょっと薄くなってきているかも…と思ったときには、すぐに治療をする、という行動もとることができます。リスクが高いという事実を知るのが怖い…という人もいるのですが事前に予防ができると思えば知っておいて損はありませんので、遺伝子検査を受けてAGAのリスクを知っておきましょう。