2017/09/01
育毛に大豆イソフラボンが良いってホント?どのような効果がある?
そろそろ育毛をするべきかも…と感じたとき、大事なのは育毛のために何を始めるか、ですね。育毛に効果的とされている成分の一つが、大豆イソフラボンです。そこで、そもそも大豆イソフラボンとはどのような成分なのか、実際に大豆イソフラボンにはどのような育毛効果が期待できるのかについてご紹介していきます。
大豆イソフラボンって?
大豆イソフラボンは、植物性ポリフェノールの一種です。イソフラボンとして豆科の植物に含まれていることが多いのですが、その中でも大豆に多く含まれているので、大豆イソフラボンと呼ばれています。
大豆イソフラボンの特徴として、強い抗酸化作用があります。これは生活習慣病を招く原因とされている活性酸素が発生しないよう、抑制してくれる働きです。大豆イソフラボンは、老化を抑制する、さらにがんや動脈硬化といった命にかかわる病気を未然に防ぐために力を貸してくれる成分といえるでしょう。
それ以外にも大きな特徴があります。それはアレルギー症状を緩和する働きです。アレルギー症状を引き起こす原因であるヒスタミンを抑制してくれるので、アレルギー症状をやわらげ、予防にも役立ってくれるでしょう。花粉症やアトピー性皮膚炎といったつらいアレルギーに悩んでいる人にも最適の成分です。
育毛効果はあるの?
大豆イソフラボンについてある程度知ったところで、気になるのは肝心の育毛効果です。大豆イソフラボンは人間の体内で女性ホルモンであるエストロゲンととても似た働きをすることがわかっています。エストロゲンには、男性ホルモンが過剰に分泌されないように抑制する働きがあります。
テストステロンがジヒドロテストステロンに変わることで、薄毛や抜け毛は引き起こされています。ですが、大豆イソフラボンに含まれるエストロゲンが、その原因である男性ホルモンの分泌を抑制するため、薄毛や抜け毛に対しての効果が期待できます。男性ホルモンの分泌量が減ることで、自然とテストステロンの過剰な分泌も抑制されます。
さらに、期待できるのは抜け毛や薄毛予防だけではありません。女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをすることで、髪の毛の艶や潤い力アップにもつながるでしょう。
また、大豆には、大豆イソフラボンだけではなく、髪の毛を作る材料となる植物性たんぱく質、さらに毛細血管を太くしてくれるビオチンも豊富に含まれているため、育毛効果はさらに期待できそうですね。
大豆イソフラボンってどうやって摂取するの?
大豆イソフラボンには育毛効果が期待できる、とわかったところで、どのように摂取するかも知っておきたいですね。大豆イソフラボンの摂取は、1日あたり75㎎までに留めるべきだとされています。厚生労働省の食品安全委員会が推奨している量なので、上限は守りましょう。
大豆イソフラボンが多く含まれている食材の代表的なものは、大豆飲料、いわゆる豆乳ですね。125mlあたりで69㎎が摂取できます。さらに、納豆なら50gで65㎎、豆腐なら110gで55㎎となっています。意外と身近な食材から摂取できることがわかります。
しかし、意外と身近な食材だからこそ、不足している可能性も高いです。毎日大豆イソフラボンを含む食材を口にできているでしょうか? 不足しないように補う意識をもって食事をしましょう。
日々の食事に気を配るのはどうしても難しいという方も、あきらめることはありません。毎日決まった量を摂取できるサプリメントを利用するのも良いでしょう。無理なく摂取できますし、毎日ちゃんと食べないと…と食事の内容にプレッシャーを感じることもありません。
より摂取しやすい方法で、大豆イソフラボンが不足しない生活を目指しましょう。