2022/02/25

髪の主成分「ケラチン」について知っておこう!髪の毛との関係とは?

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髪の毛は何からできているか、知っていますか?主成分となっているのは「ケラチン」です。髪の毛の構造は、ケラチンが90%、残りの10%が水分です。かなりの割合をケラチンが占めていますよね。でも、それだけ重要なケラチンですが、名前を聞くだけではいったいどんな成分なのか…わからないですよね。薄毛や抜け毛の解消を目指すために、まずは髪の主成分、ケラチンのことを知っておきましょう。

ケラチンって何?

ケラチンは全部で18種類のアミノ酸が集まってできているタンパク質です。仕組みを考えてみると、ケラチンはタンパク質から、タンパク質はアミノ酸からできている、ということになりますね。普段の食事では、アミノ酸を摂取するというよりは、タンパク質を摂取することが多いですよね。タンパク質はそのままタンパク質として吸収されるわけではなく、身体の中で一度アミノ酸へと分解され、その後再合成されて様々なタンパク質に生まれかわります。その1つがケラチンです。

ケラチンを構成する18種類のアミノ酸について

シスチン・グルタミン酸・ロイシン・アルギニン・セリン・アスパラギン酸・スレオニン・グリシン・バリン・アラニン・フェニルアラニン・イソロイシン・チロシン・リジン・ヒスチジン・メチオニン・トリプトファン・ヒドロキシプリン
以上の18種類です。聞いたことがあるアミノ酸はあったでしょうか?この18種類のアミノ酸が、ケラチンを構成するためには欠かせません。

ケラチンが不足するとどうなってしまう?

ケラチンが不足することで、髪の毛には変化が現れます。髪の毛の原料となる成分が減ってしまうので、髪が細くなったり弱くなったり、「元気がない」状態になってしまいます。また髪の毛の成長速度が遅くなり、ツヤのない髪の毛になります。髪の毛は成長速度が遅くなると、健康的な髪の毛がなかなか生えなくなり、そのまま髪の毛が生えてこなくなる…という可能性もゼロではありません。実際に薄毛や抜け毛で悩んでいる人は、髪の毛の成長サイクルが乱れてしまうことで、健康な髪の毛が育ちづらくなり、弱い髪の毛はちょっとの刺激で抜け落ち、そのまま生えてこなくなってしまった…ということがよく起こっているのだとか。

ケラチン不足で髪の毛が作られなくなり、薄毛や抜け毛を招く可能性は十分考えられます。

ケラチンはどうしたら摂取できるの?


ケラチンを補うためには、ケラチンを構成しているアミノ酸を摂取することです。食事でもアミノ酸は摂取することができます。例えば、ケラチンを構成する18種類のアミノ酸の1つであるシスチンは、お米・小麦粉、豆、魚介、肉といった食品に多く含まれています。普段何気なく食べているものにも、必要なアミノ酸は含まれている、ということ。18種類あるので、このアミノ酸はどの食品に含まれているんだろう…と考えながら、食品を摂取してみてください。

ケラチンを増やすために摂取したいビタミンB群と亜鉛

ケラチンはタンパク質の1種なのですが、より効果的に増やす方法として、ビタミンB群と亜鉛の摂取をおすすめします。ビタミンB群はタンパク質の代謝をサポートする働きがありますし、亜鉛はタンパク質の合成をサポートしてくれます。

ケラチンを増やして健康な髪の毛を育てよう

薄毛や抜け毛の対策としてできることはたくさんありますが、まずは自分の髪の毛を健康的に育てることに力を注ぎましょう。そうすることで、次第に薄毛や抜け毛も気にならなくなるはずです。どれだけ髪の毛が育ちやすい環境を整えても、髪の毛を作る原料がなくては意味がありません。髪の毛の主成分であるケラチンをしっかりと補い、元気な髪の毛を育ててくださいね。

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