2017/11/13

抜毛症で困っている方の育毛対策まとめ

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自然と薄毛や抜け毛が増えてしまって悩んでいる人もいれば、自分で髪の毛を抜いてしまう症状で悩んでいる人もいます。抜毛症と呼ばれる症状の特徴と、改善するための対策についてご紹介します。

抜毛症って?

抜毛症と聞くと、毛が自然と抜けてしまう病気のように感じてしまいますが、自分で髪の毛や体毛を抜いてしまうことが主な症状です。自分で抜いてしまうので、脱毛状態になってしまうのですが皮膚に異常はありません。毛を抜かないようになれば、毛は生えてくるので、抜くことが問題です。

体毛すべてが対象となり、眉毛を抜いてしまう癖がある人も抜毛症なのですが、やはり一番多いのが髪の毛ですね。特に利き手側が抜きやすく、また不規則に抜くので自然と脱毛してしまう抜け毛とは違うことが見てわかります。無理やり抜いているので、皮膚が傷ついて赤くなっている部分も増えます。

主に、症状があらわれやすい年齢は10歳前後とされているのですが、決して子供だけが症状に悩んでいるわけではありません。大人も発症する可能性があります。

髪の毛を抜いてしまう理由

どうして抜毛症を発症してしまうのか、その理由は様々です。多くの場合、ストレスが原因とされています。ストレスを抱え込んで、どこで発散していいかわからず…その結果体毛を抜くことにストレスをぶつけてしまい癖になっていきます。

また、特に理由はなくても毛を抜くことが癖になってしまう人もいるようです。何が原因なのか明確なきっかけはなくても、抜くのが習慣になって気づいたら抜毛症になっている…ということは、誰でも発症する可能性があります。

抜く前の緊張感と抜いた後の解放感、その行為に欲求を持つようになってまたやってしまうこともあれば、何気なく過ごしているときに無意識に抜いてしまうこともあり、抜くタイミングも人によってさまざまです。

なかなかやめられない…から辛い

抜くのをやめればいいのでは…と思いますが、癖になっていると抜くのをやめることができなくなっています。やめようと思ってもやめられず、また繰り返し抜いてしまいます。自分で恥ずかしいこと、やってはいけないことと感じている場合が多いため、ほかの人にはバレないようにこっそりと抜くので、周りの人も気がつきにくい症状です。

抜いた部分がバレてしまうのが怖い…とひどくなると外出をすることもできなくなる、重大な病気と考えられています。抜くのをやめたいけどやめられない…という特徴が、強迫性障害の症状に似ていることから、治療は心療内科や精神神経科、精神科などで行われます。

治療の方法


治療は病院で、認知行動療法と薬物療法が基本です。自分で抜かないように意識することや、抜きたくなる環境をできるだけ作らない、ということにも気を付けながら、強迫性障害に使われる薬なども使用し、時間をかけてゆっくりと治療していきます。治療には一緒に住む家族の協力も必要になることが多いため、みんなで一丸となって治療に取り組みましょう。

育毛剤・毛髪トニックの必要性

精神的な治療は病院で行いますが、育毛に関しては抜くのをやめれば自然と生えてくるため、病院では特に治療を行いません。見た目の問題でなかなか外出できないとなると、少しでも早く生えてきてほしいと思いますよね。そこで役立ってくれるのが、育毛剤や毛髪トニックです。

育毛剤や毛髪トニックを使用することで、より早く髪の毛が生えてきてくれます。気になる抜け毛が改善するため、気持ちも前向きになり抜毛症の治療にもいい効果が期待できるでしょう。また、しっかりと髪の毛が生えてくると「抜く」という行為をためらうようになって、症状の抑制にも役立つ可能性があります。

治療でお世話になる医師と相談して、育毛剤や毛髪トニックを使ってみましょう。

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