2019/01/11

筋トレと育毛の関係にせまる!育毛したい人は筋トレするorしない?

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男性なら一度は、筋肉で引き締まった体に憧れたことがあるのではないでしょうか?いつ脱いでも恥ずかしくない、そんな引き締まった体を手に入れるためには努力が必要です。しかし、実は「筋トレをするとハゲる」という噂があります。育毛している人が筋トレをすると、育毛の結果が出にくくなるとまでいわれています。実際に筋トレは育毛に関係があるのでしょうか?

筋トレをするとハゲるって本当?

筋トレをするとハゲるというのは、あくまで噂です。しかし、煙のないところに火は立たないといいます。噂であっても、もしかして…と考えると関係性が気になりますよね。

・男性ホルモンの分泌が増える
筋トレは筋肉量を増やすのが目的で行う人が多いのですが、筋トレをすることで「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが増加します。テストステロンには、骨を大きくする・体をたくましくする・内臓脂肪を抑制するなど様々な効果があるといわれています。どれもいいことばかりでは?と思うかもしれません。しかし、男性ホルモンの増加はAGAの原因につながる可能性があるのです。

・薄毛の原因は男性ホルモン?
続いてご説明したいのは、男性ホルモンがどうしてAGAの原因になってしまうのか、という点です。AGAは、ヘアサイクルを乱してしまう「ジヒドロテストステロン」が大きな原因となっていることがわかっています。ジヒドロテストステロンは、元々「テストステロン」です。先ほどお話ししたように、男性らしさを増進させる役目がある男性ホルモンですね。しかし、テストステロンはある物質と結合することによって「ジヒドロテストステロン」に変化してしまいます。ある物質とは、「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素です。加齢とともに減少するテストステロンを補おうと働いてくれる成分なのですが、テストステロンが5αリダクターゼと結合すると、AGAの原因となるジヒドロテストステロンが大量に出来上がってしまい、強い脱毛作用を発生させます。

筋トレをすると男性ホルモンの分泌が増える→テストステロンと5αリダクターゼが結合しやすくなる→ジヒドロテストステロンが発生する→AGAを招いてしまう…ということから、「筋トレをするとハゲる」という噂が広まっています。

噂は噂、あまり気にしなくてもOK

噂通りであれば、できるだけ筋トレはしないほうがいいと思ってしまいますよね。しかし、筋トレをする=ハゲるというわけではありません。確かにAGAの原因になる可能性はゼロではありませんが、あまり気にしすぎないようにしましょう。

・テストステロンは筋肉を作るために使われる
筋トレをして増加したテストステロンは、ほとんどが筋肉細胞を作るために使われます。そのため、筋トレをして一時的にテストステロンが増加しても問題はありません。一時的に増えたとしても、血中のテストステロンは運動をした後に減る傾向があることもわかっています。筋トレによってテストステロンが増えてしまうのでは…と過度に心配する必要はないでしょう。

筋トレでハゲる人の特徴

あまり心配する必要はないとご紹介しましたが、実は筋トレをすることでハゲやすい人もいます。すでにAGAが進行している人、遺伝的に薄毛になる可能性が高い人です。テストステロンと5αリダクターゼが結合しやすく、ジヒドロテストステロンが発生しやすい体質になっているため、筋トレをしてテストステロンが過剰に発生するとAGAになる確率が高まります。

特に体質は遺伝しやすいといわれているため、親せきや家族に薄毛で悩んでいる人がいる場合は気を付けましょう。

適度な運動は育毛に役立つ?

筋トレが原因でハゲてしまう可能性についてご紹介してきましたが、体質的に問題がなければある程度の運動はしたほうが良いともいわれています。運動をすると、全身の血行が良くなって頭皮にも栄養が運ばれやすくなりますよね。結果として、健康な髪の毛を育てる手助けをしてくれるでしょう。

また、気持ちを前向きにする効果も期待できます。運動をして体型が変わってくると、もっと男性らしくいたいと考えるようになりますよね。気になっている薄毛を「仕方がない」とあきらめていた人も、せっかく体型が変わってきたからAGA治療も頑張ってみよう…という気持ちになりやすいはずです。

筋トレは育毛に対してメリットもデメリットもありますが、適度な運動は健康維持のためにも必要です。ただし、体質的に筋トレをして薄毛になりやすい人は気を付けながら筋トレしてくださいね。

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