2019/06/25

発毛治療の血液検査はなぜ行う?何がわかるの?

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発毛治療をするときに、治療の開始前に血液検査を、と勧められることが多いです。血液検査というと、病気の発見や治療をするときなどに行うもので、発毛治療の前にする必要はないのでは?と思ってしまうかもしれません。血液検査自体が苦手という人にとっては、できれば避けたいところです。どうして発毛治療の血液検査は行われるのか、また何がわかるのかをご紹介します。

血液検査で何が調べられている?

血液検査をして調べることは主に2つ、男性ホルモンの量と栄養状態、また、肝機能についてです。 AGAの原因である「ジヒドロテストステロン」という男性ホルモンの1種があり、その元になる男性ホルモンの量が血液検査でわかります。量が多ければ、その分AGAの可能性が高いと判断できるでしょう。

そしてもう1つの全身の栄養状態や肝機能についてですが、これは病気かどうかをチェックするのが目的です。薄毛の原因が必ずしもAGAであるとは限りません。全身の状態を血液検査でチェックした結果、病気が発見される可能性もあるでしょう。その病気による薄毛や抜け毛が起こっている場合は、AGA治療ではなく病気の治療を受けなくてはいけなくなります。

AGAの可能性が高いとなれば、AGAの治療のための薬を処方することになるので、その薬を飲んでもOKかどうかといったチェックも血液検査で行います。肝臓の値を検査するのは、薬が飲めるかどうかを判断するためです。

血液検査をする意味は、これからの治療方針を決めるため、そして安心・安全に治療を進めるためです。

採血をされるタイミングは?費用は?


発毛治療を受ける場合、血液検査は初回の問診と同じタイミングで勧められることが多いです。問診をした後、血液検査という流れですね。血液検査で調べる項目は、病院での血液検査とそれほど変わりはありません。肝臓の値や普段の生活習慣を知るために血糖値・コレステロール値を調べることは多いですが、通常の血液検査でも調べることなので、あまり違いはないでしょう。

ただし、費用の面は異なります。AGAは自由診療になっているため、健康保険を使って血液検査をすることはできません。病院なら健康保険で支払いを軽減することはできますが、それができないクリニックでは血液検査が全額負担になります。検査にかかる費用はクリニックが自由に金額を設定しているので、費用はピンからキリまで。目安として5000円前後、高い場合は1万円以上することもあります。また、回数が1回ではなく、2回となっているクリニックもあります。どれぐらいの費用がかかるのか、そしてどのタイミングで血液検査をするのか、あらかじめ確認しておくとお金の用意もしやすくて安心です。

血液検査でわかることは多い

血液検査なんて必要ないのでは?と思っていた人も、検査の意味がわかっていただけたでしょうか。実は発毛治療をスタートさせるタイミングでやるべき検査なのです。これからの治療方針を決めるためや、そもそも何を改善していくべきなのかを知るための第一歩が血液検査です。まずは血液検査をして、自分の体内ではどんな変化が起こっているのかを把握するところから始めましょう。

育毛剤でのケアもしっかりと

発毛治療はクリニックに通い治療を受けますが、任せっきりにせず自分でできる対策も同時並行で行っていかなくてはいけません。育毛剤は自宅でできるケアの1つです。クリニックでの治療を受けながら、育毛剤の使用も検討してみてください。発毛治療をしているクリニックに、どんな育毛剤を使うべきか確認してみてもいいですね。

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