2019/04/12
春の抜け毛はAGAのサイン? ヘアサイクルと抜け毛のメカニズム徹底解剖
春の抜け毛はヘアサイクルの乱れが原因?
男女問わず、春に抜け毛が増える人はとても多いです。
男性の場合は特に抜け毛が増えるとAGAが心配になってしまいますが、春の抜け毛が必ずしもAGAのサインだとは限りません。
春に抜け毛が増える原因として、「ヘアサイクルの乱れ」が挙げられます。
ヘアサイクルの乱れにもさまざまな要因がありますが、まずヘアサイクルとはどういったものなのでしょうか?
ヘアサイクルは、毛髪の「成長期」、「退行期」、「休止期」という期間で構成されている毛髪の生え変わり周期のこと。
常にすべての毛髪が、これら3つのどれかの期間に当てはまっています。
髪の成長は4年から6年ほど続くと言われていて、その後退行期が2、3週間ほどあり、その後数ヶ月の休止期を経て、また成長期が巡ってきます。
休止期に入った毛髪は、毎日50本から100本ほど抜けるといわれていますが、全体の9割近くの毛髪が成長期なので、仮に毎日100本抜けたとしても見た目に大きな影響はないようです。
春にヘアサイクルが乱れる理由
ではなぜ、春にヘアサイクルが乱れやすくなるのでしょうか。
まずひとつに、春はそれぞれの人たちの生活環境が変化する時期なので、ストレスを感じてヘアサイクルが乱れてしまうということが挙げられます。
肌の細胞が生まれ変わるサイクルを「ターンオーバー」と言いますが、このターンオーバーがストレスによって乱れやすくなるのと同じです。
ほかには、人間が昔野生動物だったころの名残りが残っているために、春に抜け毛が増えるとも言われています。
動物を見ているとわかるかと思いますが、冬に冬毛が生えて、春になると夏毛に生え変わるために冬毛がたくさん抜けますが、それと同じような機能がまだ人間にも残っていると考えられているそうです。
そのほかにも、抜け毛が気になってそれがストレスとなり、さらに抜け毛が増えてしまうなど、春にヘアサイクルが乱れて抜け毛が増える理由にはさまざまなものがあります。
AGAを疑うべき春の抜け毛とは
春の抜け毛とAGAには直接的な関係はないと考えられていますが、抜け毛の症状によっては、AGAのサインである場合もあります。
例えば、まだ長さが短く太さも細い、成長段階であると思われる毛髪が抜けてしまう場合や、毛根に元気がない状態で抜け毛が発生している場合などは、AGAを疑う必要があるかもしれません。
毛根の状態においては、膨らみが小さかったり黒ずんでいると、毛根に十分な栄養が届いていなために健康な毛髪が育たず、成長段階で抜けてしまっていることが考えられます。
頭皮の状態が健康かどうかは、AGAの判断にとても重要になりますので、このような場合はAGAを加味して対処する必要がありそうです。
AGAについてはクリニックで診療してもらえますので、相談をしてみるのもよいと思います。
春の抜け毛を予防する方法
春の抜け毛を予防するには、まず「規則正しい生活」を意識することから始めてみましょう。
春は新生活が始まり、多忙から生活習慣が乱れがちですが、できるだけ朝早く起きて、夜はしっかり睡眠を取るように心がけてください。
食生活においても、野菜中心の食事を心がけるなど、正しい食生活を意識できるとよいですね。
あとは、春先に抜け毛が気になりだしても、あまり気にしすぎないことも大切です。
ストレスは、抜け毛の大きな原因となります。
抜け毛を自覚することがストレスとなってしまい、さらなる抜け毛を引き起こしてしまう人は意外と多いようです。
身体を動かすなど、リフレッシュを心がけ、多少抜け毛が目立ったとしても気にせずに前向きに生活しましょう。