2018/12/14
身近なきな粉で育毛を!きな粉が髪にいいってホント?
育毛には様々な方法がある中、もっと身近にできる育毛方法があれば…と思ったことはありませんか?実は、身近な食べ物の中にも、髪にいいといわれている食品があります。薄毛で悩む人たちの間で人気が高まっている「きな粉」の効果についてご紹介します。
きな粉ってどんな食品?
きな粉は身近な食品ですが、どんな食品か詳しく知らない人も多いはず。大豆を主原料としており、炒って皮をむいてから、挽いて粉にしています。大豆サポニン・大豆ペプチド・大豆イソフラボンなどの成分が含まれているのが特徴です。これらの成分には、基礎代謝を高める働きがあると考えられているため、健康に良い食品としても知られています。
きな粉に含まれる栄養素
・タンパク質
タンパク質は、人間の体を作る大事な栄養素です。髪の毛は99%がケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されているのはご存知でしょうか?タンパク質を積極的に摂取することで、髪の毛を作りだすパワーもアップするでしょう。現代人はタンパク質が不足しがちと考えられているため、積極的に摂取したいですね。
・ビタミン
体内に入ったタンパク質をケラチンにするために重要なのがビタミンです。ビタミンはタンパク質をアミノ酸へ分解し、アミノ酸が髪の主成分であるケラチンへ再合成される際に必要となる栄養素なので、不足しないように補いましょう。
・ミネラル
ビタミンと同様、アミノ酸がケラチンへ再合成される際に必要です。
・リノレン酸
体内に入ると、DHA・EPAに変換されます。血液をサラサラにしてくれるため、頭皮にも栄養が運ばれやすくなり、薄毛・抜け毛対策になります。
注目は大豆イソフラボン
きな粉に含まれる栄養素についてご紹介しましたが、特に注目してほしいのが大豆イソフラボンです。大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと同様の働きをするといわれています。AGAの原因ホルモンであるDHTは、5αリダクターゼと呼ばれる酵素と男性ホルモンの1種であるテストステロンが結びつくことで発生するホルモンです。髪の毛の成長を止めてしまうことがわかっています。
そこで、大事なのは「DHTを発生させないこと」です。女性ホルモンであるエストロゲンと同様の働きをする大豆イソフラボンを摂取し、過剰な男性ホルモンの分泌や働きを抑えることができれば、DHTの生成も抑制できるでしょう。
ホルモンバランスが整うとともに、自律神経を整える働きも期待できます。自律神経が整うと代謝もよくなり、全身に栄養が巡りやすくなります。頭皮環境を向上させることによって、髪の毛が生えやすい状態に導けるでしょう。
きな粉はどうやって食べたら良いの?
きな粉は身近な食品で知らない人はいないでしょうが、実際に毎日きな粉を食べるとなると、どうやって食べたらいいんだろう…と思いますよね。
おすすめしたい食べ方は、「きな粉牛乳」です。きな粉にはタンパク質が多く含まれているとご紹介しましたが、牛乳にもタンパク質が豊富に含まれています。ただ1つ、違うのはきな粉のタンパク質は「植物性」ですが、牛乳のタンパク質は「動物性」であるという点です。植物性も動物性も、きな粉牛乳であればバランスよく摂取できるでしょう。
分量としては、コップ1杯の牛乳に大さじ1杯程度のきな粉が理想の割合です。きな粉が多すぎると粉っぽさが出てしまい、飲みにくくなります。冷たい牛乳に混ぜると少量のきな粉でも残りやすいので、きな粉をあらかじめ少量のお湯に溶かしておくか、牛乳を温めておくことをおすすめします。冷たいよりも温かいほうが、栄養素の吸収率も高まります。特に髪の材料となってくれるアミノ酸が作り出しやすくなるため、薄毛や抜け毛の対策として飲むときはぜひ温めましょう。
きな粉を食べるだけで薄毛や抜け毛が治る、というわけではありませんが、毎日の習慣にすることは確実に髪のためになります。普段の生活を見直すきっかけにもなるため、ぜひ「きな粉牛乳」を始めてみてください。